Clarivia

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世界観 —— クラリヴィア王国

白い石畳と青空を映す運河の王国。
海へつながる水路を、春の風と花びらが渡っていく。

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Kingdom of Clarivia
王国概要

クラリヴィア王国は、海へとひらかれた運河と白い石畳の街並みを持つ多種族国家。王都リュネリアには中央大運河が流れ、そこから無数の水路が枝分かれするように市街へ広がっている。

晴れた日には水面に青空と街路樹、白壁の建物が映り込み、王国全体が春の光に包まれて見える。魔法と科学は未分化なまま共存しており、薬草の栽培には精霊魔法も硝子管も温度計も同時に用いられる。魔導灯が水路を照らし、魔道具が家々の暮らしを支える —— それがこの国の日常である。

「クラリヴィア」——
水と光の道に祝福された国。
正式名称クラリヴィア王国(Clarivia Kingdom)
通称水鏡の王国 / 春光の王国 / 白石の水都
首都王都リュネリア
国是「春はすべての種に等しく訪れる」
王家ヴァイスグラース家 —— 象徴花は春告げの白花「白冠花」
象徴白冠花、白い石畳、硝子温室、銀の水路、海へ続く大運河
主要産業薬草学、温室栽培、魔導硝子、香料・薬材交易、舟運、学術研究
Lunelia, the Water Capital
王都リュネリアと水路

王都リュネリアは、中央大運河を背骨として大小の水路が街区を区切る水の都。大通りは白い石畳で舗装され、水路との境には低い石柵、花鉢、魔導灯が並ぶ。小さなアーチ橋が街の至るところに架かり、徒歩・馬車・小舟が同じ生活圏を共有している。

白い石畳、青を映す水面、
橋の下を抜けていく小舟の櫂の音 ——
それがこの街の、いちばん静かな地図。

GRAND CANAL

中央大運河と海門

王都を貫き外海へ抜ける大動脈。潮位を制御する巨大水門「海門」を通って、異国の香料、硝子器具、薬材、思想が流れ込む。クラリヴィアが「ひらかれた春の水都」である理由。

ROYAL PALACE

王宮「花冠宮」

白と淡金を基調とし、巨大な硝子回廊と王立温室につながる宮殿。大運河に面した水上儀式場を持ち、春告祭では王族が祝祭船に乗って民の前に現れる。

GREENHOUSE

王立大温室

王国の誇り。市民公開日には花の名所となる硝子の大温室。隣には国家薬剤師庁の管理温室が並び、一般公開区域と研究区域が明確に分けられている。

FROST MOUNTAINS

霜山脈

王都に雪解け水を届ける北の山々。希少薬草の産地であり、古い精霊の伝承が残る。学園の採取遠征の目的地でもある。

ELSIA FOREST

東方樹海エルシア

エルフ系氏族が古くから守る森。植物魔法の聖地であり、王国の薬草学の源流のひとつがここに眠っている。

PORT MIRABELLE

西港ミラベル

香料・薬材・硝子器具が集まる交易港。異国文化の入口であり —— 夜には、禁制薬材の取引が紛れ込む余地もあるという。

Peoples
王国に生きる種族例

クラリヴィアは多種族国家。海と運河を通じて古くからさまざまな種族と文化が流入し、市場でも祭りでも、種族を越えた交流が日常の風景になっている。

人間 HUMAN

政治、商業、学園制度、軍制を担う人口最多の種族。王家ヴァイスグラースも人間系の家系。

エルフ ELF

植物魔法、長期研究、古代語、庭園設計に長けた長寿種。学術・園芸の分野で高い尊敬を受ける。

獣人 THERIAN

優れた身体能力と五感を持ち、騎士学科や港湾組合に多い。武門の貴族家も存在する。

翼人 AVIAN

郵便、空路偵察、音楽、天候読みで王都を支える華やかな存在。沿岸の監視も彼らの仕事。

ドワーフ DWARF

石造建築、硝子器具、魔導機械、水門管理 —— 水路都市のインフラを支える職人層。

半精霊 HALF-SPIRIT

水・風・植物と感応し、祝祭芸能を彩る。神秘視されるが、魔力が不安定ゆえその扱いは繊細。

History
王国略史
  • 建国以前
    小国家群の時代
    霜山脈と海辺の交易都市、樹海の氏族が並立。水路文化と、花と薬草を神聖視する文化の源流。
  • 約320年前
    大運河の原型が生まれる
    大洪水と雪解けの災害を経て、現在の中央大運河の原型が造られる。水門技術と多種族協働の始まり。
  • 約300年前
    クラリヴィア王国 建国
    ヴァイスグラース王家が諸都市を統合。春告祭の伝統が始まる。
  • 約220年前
    海門の完成
    王都の運河が外海へ正式に接続され、交易港ミラベルとの結びつきが強まる。
  • 約180年前
    東方薬師一族の移住
    漢字名・薬草学・毒学の体系が王国に入る。薬学大国クラリヴィアの礎。
  • 約120年前
    王立学園と国家薬剤師庁の設立
    学園都市としての顔と、薬を国家が管理する体制がともに整う。
  • 現在
    春の水都、静かな謎
    第一・第二皇子の継承問題が囁かれ、明るい学園生活の裏で、薬学と王宮をめぐる静かな物語が動き始める。
THE BACKSTREET GREENHOUSE

路地裏の温室 ——
春から少しだけ離れた場所。

王都の大通りから外れた路地の奥に、小さな古い温室がある。外の祭りや水路の音は遠く、中に入ると時間の流れが少し遅くなる。白、青灰、淡紫、銀葉の植物 —— 美しいが、名前を知ると少し危うい花々を、ひとりの少年が静かに育てている。

温室の主について

王都の春は明るい。けれど、あの温室では言葉が少しだけ遅れて届く。

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