Viabelle
Royal Academy
クラリヴィア王立ヴィアベル学園
王都リュネリアの運河沿いに建つ、七年制の名門校。
十二の学科に、貴族も、王族も、異種族の奨学生も —— 同じ学び舎に集う。
13歳で入学する七年間の学園生活は、水鏡舟行に始まり、卒業研究と国家試験で幕を閉じる。
校風は明るく華やか。行事が多く、研究・社交・実技が重視される。王宮、王立大温室、水鏡広場、中央大運河 —— 王都の中心に立地し、学園生活そのものが水都の風景の一部になっている。種族混合の寮や授業があり、食堂には獣人向けの高タンパク食からエルフ向けの香草料理まで並ぶ。
| 名称 | クラリヴィア王立ヴィアベル学園 Viabelle Royal Academy |
|---|---|
| 年制 | 7年制(基本的には13歳入学) |
| 立地 | 王都リュネリア中央区 —— 王宮・大温室・中央大運河に近い |
| 学科 | 十二学科(魔導系・生命系・武衛系・経世系の四系統) |
| 生徒層 | 貴族階級が中心。奨学生、平民、異種族の優秀者も在籍 |
ヴィアベル学園には十二の学科があり、これらは〈魔導〉〈生命〉〈武衛〉〈経世〉の四系統に括られる。 3年次までは系統をまたいだ共通授業が多く、4年次から専攻が本格化する。 学科をまたいだ共同研究も盛んで、薬学科と魔法医学科、水路工学科と錬金学科の合同発表は毎年の名物。
魔術学科
詠唱、魔力制御、魔導器具。原理そのものを追いかける、学園の花形。研究肌と派手な実技派が入り混じる。
錬金学科
物質変成、鉱物・金属・硝子の扱い、魔導器具の製作。地下工房に籠もり、失敗の数だけ腕を上げていく学科。
古文書学科
古語解読、遺跡調査、失われた魔法の復元。時間の長い種族の教官が多く、講義はしばしば昔話の色を帯びる。
魔法医学科
治癒魔法と外科、救護、疫学。人の体に直接触れる責任を引き受ける学科。実習は容赦がなく、卒業生はどこへ行っても歓迎される。
博物学科
植物、鉱物、魔獣、生態系、採取実習。標本棚が埋まる速度は学園随一。教室より野外が似合う探究者の学科。
騎士学科
剣術、護衛術、魔獣対策、戦術。武門貴族と獣人に人気の実戦学科。体で覚える七年間が、王国の盾を育てる。
魔獣学科
魔獣の生態、使役と騎乗、危険種への対処。東棟裏の厩舎と飼育舎が本当の教室で、名前を先に覚えるのは魔獣の方。
政務学科
法律、外交、領地経営、宮廷作法。王族・貴族の子弟が集う中心学科。華やかな社交の裏で、王国の明日を設計する。
交易学科
商会経営、海路と関税、異国語、価格の読み。実習は西港ミラベルで —— 異国の言葉と値切りの呼吸を同時に覚える。
水路工学科
水門、橋梁、魔導ポンプ、舟運設計。祝祭船があの狭い水路を優雅に曲がれるのは、この学科の仕事によるもの。
芸術学科
音楽、舞踏、詩、儀典演出。春告祭の楽隊も、星灯舞踏会の曲目も、毎年ここの生徒が決めている。
どの学科が自分に合うか、迷ったら ——
入学適性診断を受ける→生徒が身につけるリボンの色は学年ごとに変わる。
春告祭で新しい色を受け取ることは、学園生活の節目のひとつ。
春告祭
入学式を兼ねた花と水路の祭り。王族も出席し、祝祭船が大運河をゆく。学園と王国、一年で最も華やかな日。
水鏡舟行
上級生が新入生を小舟に乗せて王都の水路を案内する伝統行事。ここで先輩後輩の縁が生まれる。
温室展覧会
薬草・魔法植物・園芸作品の発表会。毎年、ひとりの3年生の出展が静かな話題になるとか。
星灯舞踏会
魔導灯と花飾りの夜会。王族・貴族の駆け引きも、淡い恋の噂も、この夜に生まれる。
採取遠征
霜山脈や樹海エルシアで薬草を採取する実習。美しい景色と、少しの危険が待っている。
白花試験
薬学科の難関実技。安全な薬と危険な薬 —— その見極めを競う、薬学大国の登竜門。